進路に音楽学校を選んだ方へ
進学の時期ですね。 ご卒業された皆さんおめでとうございました。
この春から色々な形態の音楽関係の学校へ進学する人も多いでしょう。
自分もある音楽関係の専門学校を卒業して、楽器業界を20年ほど続けております。 今のところ「継続している」私から皆さんへ。
音楽学校への進学は、各人大きな夢を抱いていることでしょう。
ところが、入学して1ヶ月もあればその大半は脱落します。 なんと学費のもったいないことか! 「俺は絶対にそんなことにならない」と豪語してるあなた、あなたこそ脱落しますよ。
店頭で「進路に音楽学校を選びました」と報告しにくる高校生の多くに語ることがあります。 せっかくなのでこれ読んでくださった皆さんにも伝えます。
・入学したら、大半がダラダラとした生活を送ります。
・自分はそうならない、と思ってるでしょうが私が体感した印象ではクラスの中で熱心に取り組んでいるのはせいぜい4人でした。1割くらい?
・それはもったいないって思うでしょう?
・そうならないための心がけを持って欲しい。それは、「過度に期待しないこと」、無理に「プロ」になろうとしないこと。
・親から「好きに音楽やっていいんだよ」って与えられた2年、3年間です。 しかも都会に出ているわけですから、地方都市出身の人なら、なかなか見ることのできないプレイヤーのLiveが毎日どこかでやってます。 そんなありがたいチャンス滅多にないのですから、目一杯生かしてください。 金ある限りLive行きまくる、とか。
・この音楽漬けの数年間は、無駄になることは絶対にありません。 音楽は一生続けるものです。 全然違う仕事に就いても皆、自分のやりたいように音楽やってます。 そしてそれはすごく楽しそうです。
「音楽学校はプロになる道ではなく、自身の人生を深く楽しむきっかけ」では?
また、職業ギタリストを顧客として数人抱えております。 自分より若いプレイヤーから具体的にプロになるまでの道筋も聞いています。ホール級のツアーをこなすプレイヤー達です。 でも活字にはしませんよ! みんな道筋違うし。 でも共通点がありました。
ちなみに出身校からは、何かコメント寄せてくれ、ってたまに打診があるのですが、断ってます。 適当なリップサービスなんて考えるだけで時間の無駄なので。 ぶっちゃけ、打診をそのままつながりのある職人に先輩ヅラして横流しして書いてもらってます(笑)
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